賭けるゲーム合法化に壁が、海外挑戦「身の丈に合った大会で修業を」

         NPO法人・日本ポーカー協会 芹田宅生理事長

日本ポーカー協会・芹田理事長に聞く魅力と今後

国内外のポーカー事情を取材していくうちに、“ブーム到来も間近--”と感じるようになってきた。その普及に努めてきたのが日本ポーカー協会だ。芹田宅生理事長に、ポーカーの魅力や今後の可能性を聞いた。

 --国内にも大きな大会が増えているのに驚きます

 芹田氏(以下略)「はい。2004年の数字でわれわれが把握していた国内のポーカープレーヤーは600人でした。それが今は少なく見積もっても10万人はいます」

 --ここまでポーカー人口が伸びたのは

 「ゲームを楽しむ場を広げていく際に、健全さを大切にしてきました。ポーカーというゲームは賭けなくたって面白い。だから、安心してプレーできるイベントを、どう開催していくかを考えて」

 --学生さんも多い

 「大学にもサークルができていますね。投資に対するリターンを理解する、いい勉強にもなりますよ。若い人たちは、ポーカーを文化として広める下地になってくれる」

 --イベント情報も手に入りやすくなったとか

 「便利になりました。協会監修で『Poker Fans』というアプリが生まれたんですが、これを使えばイベントの検索からエントリーまでできてしまう。自分の成績管理も簡単です」

 --国内で経験を積んで、海外へ挑戦する人も増えた

 「海外へのプレーヤー派遣は大きな目的のひとつです。ビッグタイトルを獲る人が出現する手応え、ありますね。海外のトーナメントで上位入賞する人が、以前より確実に多くなったから。もともと“ポーカーは日本人向きだ”と考えていましたし」

--というと

 「駆け引きや論理的なプレーは日本人が得意にしているところ。どの国にも劣らないんじゃないですか。しかも、我慢強い。勝負手をじっくり待つポーカーでは、非常に大事な素養です」

 --海外を目指す人にアドバイスはありますか

 「大きな夢を持つのはいいですね。ただ、あまり急ぎすぎないで、身の丈にあったトーナメントを選んでほしい。参加費の高い大会に出たいなら、たいていサテライト(予選=低額で参加可能)がありますから。マネープレッシャーはまず、いい結果につながりません」

 --いよいよ日本にもカジノができます。ポーカーをする環境も激変しますか

 「うーん、激変まではどうでしょう。IR(統合型リゾート)の中でのカジノが合法化されるのであって、ポーカーが合法化されるわけではないので」

 --ではカジノにポーカールームはできませんか

 「越えるべき壁がありますね。逆に、お金を賭けないポーカーを楽しむ場として、これまで通り、アミューズメントカジノは存続していきます。IRでポーカーがあるとすれば…」

 --何でしょう

 「IRには巨大なコンベンションホールが備えられるはずです。そこで今度は海外のプレーヤーが集まってくるような、魅力ある世界大会を開く。そうなれば日本ポーカー協会も、積極的に運営を手伝っていきたいと思います」 =この項おわり (ギャンブルライター・片山真)

※本文はhttp://www.zakzak.co.jpより転載

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